2018年10月7日日曜日

小川糸「さようなら、私」


先月の瀬戸内旅、行きの飛行機に乗り遅れてしまった。

AM7:45羽田発の便なのに、保安検査口についたのが7:40くらい。
寝坊したわけでもなく、もともと乗るべき電車を間違えていた。
電車に乗ってから気づいて、すごく焦って
羽田空港に着いたら猛ダッシュしたけれど、やっぱり間に合わなかった。

「今日の高松行きは全て満席なので、キャンセル待ちで入れておきますね」

JALのカウンターの方はとても親切に、変更の手続きをしてくれた。
その日の高松行きのフライトはあと5便あって、
その便毎の時間にキャンセル待ちカウンターに行かなければならない。
そして、キャンセルがあるとも限らない。

もう今日はずっと羽田空港で待機かもしれないと腹をくくって、
待ち時間は無理矢理、読書に集中することにした。

小川糸さんの「さようなら、私」。

旅の小説。すごくいい。

小川さんのエッセイで「旅のお供にもぜひ」
というようなことが書いてあったので、
この旅のお供用に買ったものだけれど、
この待ち時間に読んで良かった。
旅はどんなことも楽しまないと。そう思える小説だった。

幸いにも次の便にキャンセルが出たので、1時間半遅れで高松入り。
もちろん直島行きのフェリーも予定の便には乗れなかったけど、
空港でこの小説を読めたから、いろいろ焦らない旅ができた気がする。


そして、いつかモンゴルにも行ってみたい。